投票集中によるオッズ低下について（2）

ALO～HA! 9月8日の記事でも投票集中によるオッズ低下について書きましたが、先週はこの検証にピッタリのレースがありました。回収率重視の◎○で馬連8,070円が的中した、日曜日の札幌6Rです。配当が発表された時にアッと思った方も多いと思いますが、このレースの枠連配当は10,010円でした。

少頭数のレースで馬連と枠連の配当が逆転することは決して珍しくありませんが、いくらなんでも馬連の配当が枠連の約80%しかないのは低すぎます。以前に単勝オッズと馬連オッズの関係を調べた時にわかったことですが、馬連オッズは大体「1頭目の単勝オッズ×2頭目の単勝オッズ×0.45」に近い値になることが多いのです。札幌6Rの1～2着馬の単勝オッズをこの式に当てはめると99.6倍になりますが、枠連の配当を見てもやはり100倍前後が妥当なところと考えられます。

そこで、この100倍→80.7倍への低下をすべてメルマガ読者の投票によるものと仮定して、皆さんがどれだけ馬券を購入したかを計算してみました。同レースの馬連売上は約2,255万円（225,511票）で、そのうち約1,665万円が配当として払い戻されています。つまり、的中票数が1,665票なら配当が1万円になっていたわけですが、実際の的中票数は2,063票でした。この400票の差が、私を含むメルマガ読者の購入分と考えられます。

もっとも、今回は売上が少ないレースだったので4万円多く売れただけで100倍→80.7倍へと約20%も下がりましたが、売上が1億円のレースなら100倍→94.8倍、3億円のレースなら100倍→98.2倍にしか下がりません。できることなら高配当はなるべく後半のレースで的中して欲しいところですね。ちなみに、2005年以降の的中実績（馬連4頭ボックス）をレース番号で分けると、以下のようになります。

【2005年1月～2010年8月 馬連4頭ボックス】
1～4R：的中2,021R/5,391R　万馬券41本　万馬券率2.0%
5～8R：的中1,588R/5,540R　万馬券45本　万馬券率2.8%
9～12R：的中1,684R/6,454R　万馬券74本　万馬券率4.4%

以上の傾向を見るとそれほど心配しなくても良さそうですが、今回のようなこともありますので、以前から申し上げているとおり、予算に余裕がある方には馬単、三連単での購入をオススメします。

それでは、また。MAHALO！


↑今週末は9R以降で高配当が的中しますように！